無職になって2ヶ月目。散歩中のメッセージ。

3月20日に仕事を辞めて、そろそろ2ヶ月になる。


まずは辞めた会社に多々請求したいものがあり、何度も弁護士さんのところに足を運んで、

たくさん証拠資料を集めてまとめたりしていて、


時系列で書類を書いたり、あれこれ提出書類があり、

それがものすごーーーく忙しい。


訴訟を起こすなんて経験を、自分のこの人生で経験するとは思わなかった。

多分、最初で最後の経験。


弁護士さんって、お医者さんのように、お金を払えば対応してくれるものだと思っていたけど、

そうではないようで、ここまで辿り着くまで、何十人も弁護士さんを訪ねた。



それはさておき、

仕事を辞めて、毎日何をしているかというと、


まずは歯医者や美容室、ハローワークや、スクールの説明会、

デザインの専門学校の資料や求人を調べたり、市役所に相談に行ったり、

マンションの管理会社が変更になり、この無職になったタイミングで更新できず、

保証会社やらなんやら、色々事情を話して交渉したり、


アニメを見たり、

あとは、ほぼ毎日のように、あちこちカフェに行っている。

楽しい。


あんなに辛かった仕事から、やっと離れて、

世界が明るくなって、今はゆっくり自分を休ませてあげたい。


節約も必要だけど、

今だけは、カフェで、好きなものをカロリーも値段も気にせず、

好きなだけ食べても良いようにしてる。心身ともに元気になるまでのご褒美期間。


そして、カフェに行った後は自分で自分に

「優しくしてくれてありがとう!ちょっと元気が出たよ。」

と心の中で言っている。ノートにも書いてる。


自分に厳しく、無駄遣いや、ファストフードや糖分などの不健康な食事は、

ストイックすぎるほどに制限し、頑張りすぎてきた人生だったから、

今は勇気を出して自分を甘やかす期間にしている。


無職になったけど、

1日中予定がなく家にいることは、まだほとんどないかも。

なんやかんやで予定があって、今のところいい感じで忙しい。

いや、忙しくはないけど、やる事はある感じ。


高校を卒業してから、ほぼずーっと何年間も、

学校やバイト、仕事とスクールをかけもちしていたり、

ほぼずっと夜中までの仕事で、朝は5時起きだったり、

朝の4時まで仕事だったり、

不規則な生活リズムの仕事をしていたので、


朝・昼・夜にご飯を食べる。

夜になったら寝る。朝になったら起きる。

平日に働いて、土曜と日曜日は休み。

お盆と正月とゴールデンウィークは休み。

こんな普通の人が当たり前に送っている生活を、

今まで1度も経験したことがなかったから、


ご飯を3食食べるって、ものすごい量だなぁ。

今まで自分は食べる量が少なすぎたんだ。

と思ったり、


きちんと食事を食べようと思うと、1日に何時間もかかるんだなー

と驚いたりしている。


今までも、料理は自炊して、しっかり食べているつもりだったけど、

量が少なすぎたんだと思う。貧血ぎみだったのは、食事の量が足りてなかったのかな。


話が変わって、

昨年、新しいiphoneに買い替えたんだけど、


ニュースやら広告やら、あちこち目につく場所に表示されて、

無駄な時間を吸い取られるから、


10年前の『iphone 6』にSIMカードを移し替えて、

古いスマホを使っている。


こっちの方が、スリムで軽くて、

余計なニュースや広告が表示されなくて、すごく良い!


スマホもニュースも断捨離、

持ち歩くのは、ノートとペンで、いつもカフェに行って、

ぼーっとして、思いついたことを色々ノートに書いている。



ここ3日間くらい、色々出かける用事が続いていて、

今日は久しぶりに家でのんびりして、

夕方、1時間ほどのウォーキングコースで自然の中を散歩した。


頭の中を無にして、空っぽにすると、

必要な言葉が、パッと体にはいってきたりする。


普段忙しく色々考えているので、雑音だらけで気づかないけど、

無になった瞬間に届いて聞こえるんだ。


前にびっくりしたのは、

ご先祖様のことを思い浮かべて、感謝しようと思って、

父方のおじいちゃん、おばぁちゃん、ひいおばあちゃん、ひいおじいちゃん、

ひいおばあちゃんの実家の父母・・・


って考えていたとき、

母方のおばあちゃんの旧姓(おばぁちゃんの実家)の苗字だけが思い出せず、


「散歩して頭の中を空っぽにしたら、答えが降ってくるかも。」

と思って散歩に出たら、


1時間ほど歩いて、雑念が消えて、頭の中が無になってきた頃に、
ホントに、母方のおばあちゃんの旧姓が、頭にパッと浮かんで思い出すことができた。


これ、なんかすごい!ってことに気づいた。

歩き瞑想っていうのかな。たしか宇多田ヒカルも、よく散歩するって言ってたような。


それと似たような感じで、

今日1時間ほど歩いて、頭の中が無になってきた頃に、

なぜか昔、妹と会話した言葉がふと浮かんできた。


妹はメイクや美容が大好きで、ギャルっぽい子なんだけど、


私が色白すぎてなかなか自分の肌に合う色のファンデが見つからなくて、

どんなに白いファンデを選んでも、日焼けしたような違和感のある色になり、

結局海外のブランドにしようと、

シャネルのファンデを買うことにして、そこでまた色選びで悩んでいたとき、


妹に相談していたら、

『えーそんなん、好きな色選んだらええやん。別に自分の肌の色に合わせんでも、

自分がなりたい色を選んだらええやん。』


と言われた。

この考え方は、結構衝撃的だった。

ファンデって、自分の肌の色に合わせて、色選びをするもんだと思い込んでいたけど、

自分のなりたい色で選んでもいいんだー。


そんな考え方もあるのかー。と、感動した。


ふと、その昔の会話を思い出して、

人生もこのファンデの会話と同じなんだろうなーと思った。


「自分はこんなタイプで、このくらいの能力だから、こんな感じの仕事で。」

って、自分にできそうな仕事や就職先を選ぶところを、


え、別に自分の能力とか関係なしで、

自分のやりたいことやったらええやん。

って言われているような気がした。



散歩中に、無になったところに、ふと思い出した言葉だったから、

これは何か大事な言葉だと思って、久しぶりにブログを更新してみた。

そいえば、専門学校時代の男友達がいて、

卒業した後で、何人かで集まる機会があって、

オンボロ車で九州から四国まで乗せてもらったことがあって、


みんな堅苦しい仕事に就き、黒髪で真面目に働いているところ、

その人は海やサーフィンが大好きで、

茶髪で日焼けした姿で、運転しながら、

「俺いま無職!」

「無職って、無職じゃないけん。夢の職って書いて『夢職』やで!」


ってものすごくキラキラして言ってて、

オンボロ車も、普通ならこんな車、恥ずかしくて嫌だなぁ・・・って自分なら思うけど、

その人には、その車がめちゃくちゃ似合っていて、逆に超かっこよくて、

長旅の途中で、『この車、水を補給せなあかんのよ』とパーキングで止まって、

ボンネットを開けて、ボロ車にペットボトルの水を入れていた。

ラジエーターの水かな?

その後、通ってた専門学校とは全然関係ない仕事だけど、

大好きな海で、ライフセーバーのお仕事をしている。

この人は、顔もマジでモデルのようにイケメンで、

生き方もめちゃくちゃカッコ良かった。


俺、無職!

無職って夢の職って書いて夢職やで!って言葉、

今も忘れられない、良い言葉だなぁ。

無職になったせいか、ふと、そんなことを思い出した。

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