2種類の人間。ギバー・テイカー

何か色々辛い時は、

頭の中で複雑に考えてしまうけど、


実は、物事はものすごーーーくシンプルなことなんじゃないかと気づいたら

何かスッキリする。



ダイエットに関して言えば、

消費したカロリーよりも摂取したカロリーの方が高かったら

太るだけのこと。


お金も同じで、

稼ぐお金よりも使うお金が多かったら、減っていくだけのこと。




世の中には、2種類の人間がいて、

・人のエネルギーを吸いっとって生きる人間。

・人にエネルギーを与えて、吸い取られて生きる人間。


誰でもどっちかに少しは偏って生きているんだと思う。



前者は、経済面でも精神的にも豊かで心に余裕があって、生きるのが上手だと思う。

後者は、他人に尽くすタイプの人間で、人との関わりや生きることに疲れるが、

他人に愛されるタイプの人間だと思う。



兄弟姉妹で、一番年上の人(長男・長女)は、

他人に与えて与えて、受け取るのが苦手な人が多い気がする。


与えるタイプの人間は、人から愛される・信頼される能力が高い分、

その長所が時に仇となり、他人に利用され、振り回され、

NOが言えずに、仕事でも家庭でもエネルギーを吸い取られて疲弊していく。


末っ子タイプの人間は、

他人から与えてもらえるものは、何でも躊躇なく受け取れる、大きな器があって、

愛情でもお金でも、与えたい人から、いくらでも受け取ることができる。


受け取れるってことは、すごく大きな才能だ。

親の愛情でもお金持ちでも、多く持っている人は、

何でもかんでも喜んで受け取ってくれる人に、与えることに幸せを感じるから。


逆に、与えた時に

申し訳なさそうにして、一旦断って遠慮しまくって、

与えた後も、すぐにお返しをするよう人は

あまり受け取る器がないってことだ。


そういうタイプの人には、与えたくても色々与えづらい。


ただ、この『人からエネルギーを吸い取って生きるタイプの人』と、

日々一緒に過ごしたいかどうか・・・。


自分に愛情や富が、溢れるくらいにあれば、

喜んで受け取ってくれる誰かに、受け取って欲しいと思うけど、


自分が疲弊して、もう他人に何も与えられないほどになった時、

このエネルギーを吸い取るタイプの人間とは、

あまり関わりたくないなぁ。


その事に、やっと気づいた。



なんで自分の人生は、こんなに疲れるのか、

こんなにも謙虚にまっすぐに頑張っているのに、報われないのか。

人間関係をこれほど極限まで削っても、

仕事や家族に、エネルギーやお金や労力を極限まで吸い取られるのか。

本当にシンプルなことだった。

自分が、他人から受け取ったエネルギーよりも、

誰かに与えるエネルギーの方が大きいかったんだ。



自分がなんでこんなに辛いのか、

多くの人に愛されているにも関わらず、

何でこんなに辛かったのか、


このことにやっと気づき、

この生き方、この体質のままでは、

ちょっとこの先、もう身を滅ぼすような危険を感じてきて、


・『エネルギーを吸い取る人』から離れる。

・『エネルギーを与えすぎないように』意識する。

・与えてもらった時に『受け取る器』をつくる。


そんな風に意識して、

今後しばらくは

自分の気力を少し充電しようと思った。

自分の心身が少しでも健全になって、

他人に喜んで自分のパワーを与えられるまで。



どっちのタイプの人間が良いとか、

悪いとか、そういう事ではなくて、

関わる人間とのバランスの問題だと思う。



自分は完全に与えることに偏りすぎている人間で、

誰にでも良い顔をして、

職場でも家族からも友人からも、

それはそれは、みんなから愛されて信用されてきた

とてもありがたい人生だったけど、

そんな自分をずっと誇りに思ってきたけど、

他人に奉仕することこそが、幸せへの道だと思ってきたけど、


さすがに限度ってものがあって、

ようやく

もっと自分を大事にしてもいい。

まずは自分を大事にしろ。

身を滅ぼすほど与えすぎるな。


と、やっと自分自身に目を向けられるようになった。


かといって、

そんな風に生きようと決めて歩き始めたばかりで、

それが正しいかどうか分からない、まだ最初の方だけど、


・結婚祝い

・出産祝い

・新築祝い

・お年玉

・誕生日プレゼント

・クリスマスプレゼント


毎年、ご祝儀などで何十万円と支払ってきたものを、

まずは家族に限って、一旦ストップさせてもらうことにした。

(もちろん今まで喜んで与えてきたんだけど。)


くれくれタイプの人間だな。と思う人と、

少し距離をおいた。


与えるのを減らすだけじゃなくて、

自分が他人からエネルギーを受け取れる器を持たないと、

たぶん愛情も幸せもお金も受け取れない。


自分は、ものすごーく受け取るのが苦手だった。

自分に祝い事があっても、他人からご祝儀の集金したりは絶対しない。

全部断ろう。

と決めていたくらいだ。


他人に負担や迷惑をかけたくない。


でも、ひとまず、自分が受け取れる器を身につけないと、

この苦しさからはずっと解放されないんだ。

受け取る。受け取る。受け取る。受け取る。


と心に決めてからは、

不思議と、ほんの少しだけど、

今まで自分が与えてばかりだった人から、

ギフトがあった。


家族から、可愛いクリスマスプレゼントが届いたり。

(今までは自分が与える方だった。今回は、お返しも何もしない。

ただ受け取るトレーニング)


仕事の取引先の人から、日々の仕事の姿勢が評価されて

金額アップの交渉で連絡があったり。

(そこでも私は、一旦遠慮してしまった。でもちゃんと喜んで受け取ろう。)


お店の人が色々サービスしてくれたり。(申し訳ないほどに。)

そういった場面で、喜んで受け取ろう。

と少しずつ頑張っている。



今までの自分は否定しないし、

むしろ、これほどまでに他者に尽くしてきた自分自身を誇らしく思うけど、

限界まできてやっと色々大事なことに気づくことができた。


自分の長所は、誰よりも優しいことだと思ってきたけど、

その長所は、自分の夢や目的地がかすんできた時、軸がグラついた時に、

他人に振り回される短所である、とても危険なものである、

長所と短所は表裏一体だということにも気づけたし、

それは自分なりに大きな発見で、大事な気づきだった。



そうやって、他人を見る視点がほんの少し変わって、

同じように、物事にも

・エネルギーが減ること

・エネルギーが増えること


があって、日々の生活、毎日同じ習慣の繰り返しの中でも、

それを意識していけば

もっとよくなるんじゃないかと思った。



ずっと疑問に思っていたことも、何となく分かった。


同じ運動でも、

・仕事の労働作業で体を使うこと。

・買い物に行くために、歩くこと。

(エネルギーが減る)

ウォーキングだけの目的で外を歩くこと。

(エネルギーが増える)


これは自分の感覚だけど、

買い物に行くのと、ウォーキング。

同じ30分歩くのに、何でこんなに気分が違うんだろう。

とずっと疑問だったんだけど、

なんか少し、気分の違いだけでもハッと気づいた気がする。


自分の生活の中で、

エネルギーが増えることって何だろう。


と考えた時に、

いつも朝シャネルの化粧品を使う時は、

ちょっとだけ気分が上がるなぁ。

正直、自分の肌には資生堂の方があっているけど、

気分を上げるって意味では、

無駄遣いじゃないかもなぁ。

数少ない、1日の中でワクワクする時間だもんなぁ。


とか、

音楽聴いている時は、気分が上がるなぁ。

音楽は、

日々の中で、自分にエネルギーを与えてくれる、

数少ない物事の中の一つだから、

イヤホンには、もう少しお金をかけてもいいかなぁ。

よし!迷っていたけど、BOSEのイヤホン(36,000円)買おう!


と思ったり。


多くの人にとって、

『掃除』はエネルギーを消費する作業だと思うけど、

自分は掃除好きだから、自分にとっては、

エネルギーを増やす作業だなぁ。

と気づくことができたり。


オニツカタイガーのシューズが大好きで、

近年株を購入して、株主優待で数足買ったんだけど、

履き心地が最高すぎて、

いつも靴を履くときは

エネルギーアップだなぁ。


そう考えると、この服はどうだろう。

エネルギーが増えるような、テンションが上がる服を選べているだろうか。


そういえば、

この高級な包丁買ってから、料理が楽しいなぁ。

自分の持ち物の持っているエネルギーのプラスとマイナスを、

意識的に見るようにして、


改めて、持ち物を増やさない。

気分がプラスになるものを選んで使っていこう!


と思ったこの頃です。



しっかり自分を守って、大事にして、

エネルギーを充電して、

そしてその後、喜んで他人に与えられる人間になろう。


受け取る・受け取る・受け取る・受け取る・受け取る・受け取る・受け取る

与えすぎない・与えすぎない・与えすぎない・与えすぎない・与えすぎない



最後にもう一つ。

・人を評価して生きる人間。(他人にあれこれ採点したくなる人。)

・人に評価されて生きる人間。(挑戦して生きる人)


自分は後者でありたいなぁ。

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