ミステリアスな人でありたい。

このブログは、ただ未来の自分が読み返すために、

自分のために書いている、ただの日記だから、


今日の日記はあまり読まれたくない気もするなぁ・・・。

でも書こう。

・3月に仕事辞めた。今無職。

・ニュース全く見ない。

・SNSしない。

毎日ウォーキングしたり、

図書館に行ったり、

カフェやワーキングスペースで読書したり、

コロナ禍で外出禁止になってから、アニメを見るようになり、

今も色々見たり、


そんな風に過ごしているんですが、


自分の心がワクワクするものが、ようやく分かってきた。


やっぱり、人の好きなものが何だろう。と考えた時に、

その答えは、子供の頃に、必ず見えてくるはずと思ってはいたけど、

自分も、自分で気づいていなかった好きなことに、最近ようやく気づいた。


学生時代、運動も勉強も、全くやる気もなく、何でもいつも最下位で、

ただただ友達だけは多くて愛された、恵まれた高校生活だったけど、


高校2年生の時に、学年何百人の同級生の中で、

クラスではたった1人だったかな? 奇跡的に100点満点をとった教科があり、


それが、「古文」の教科で、百人一首の時のテストでした。


そこまで好きという気持ちはなかったけど、

ただ、普通にテスト勉強で、丸暗記して、

翌日には全部忘れる感じだったけど。

日本の昔の時代に、ものすごく興味があって。

浮世絵(特に歌川広重)、版画職人さん、

甲冑(かっちゅう)職人さん(武士の鎧などを作る人)

昔ながらの醤油づくりや木桶の職人さん

畳職人さん、組子職人さん、

日本庭園の庭師さん、

宮大工さん

平安時代の仏像

将棋(アニメだと3月のライオンとか)

書道(アニメだと、ばらかもん)

万葉集とか、鴨長明の方丈記とか、

あとは中国の孔子の論語とか。


こういうのが大好きで、番組やアニメや本を

何度も何度も何度も何度も何度も、見返すのですが、

最近アニメで、百人一首の「うた恋い。」を見てから、


うわ、私やっぱこの時代が好き。

平安時代だ。この時代の古典文学が好きだ!!

もっともっと知って、勉強したい!

ってなり、


平安時代の歴史や資料や書物を図書館で借りまくって、読んでます。

そんな流れで、


『ちはやふる』ってアニメ

まずイラストも大好き、キャラクターが美男美女って設定が好き。

ストーリーも大好きすぎる、登場人物もみーーーんな魅力的、

声優さん達も好き、

日本家屋、畳の部屋、伝統文化、歴史、神社、着物、

自分の好きなものが全部詰まった、

やばい、どストライクの良いアニメに出会えた🎶

と思った。


方言系(特に関西弁の人)が出てくるアニメは、

おかしなイントネーションに違和感があって、気になって気持ち悪くて、

続きが見たいアニメやドラマでも、

声優さんの変な関西弁がムリすぎて、いつも途中でギブアップしてしまうのですが、

このアニメは、気がついたら、全く違和感なく最後まで見れていた!!

見終わった後に、あれ?今回のアニメ、

京都弁の人がいたのに、なんか普通に見れた!!声優さん誰??どこ出身?

って調べたら、やっぱり京都弁の声優さんが京都出身だった!!


そうなんだよ。アニメやドラマは、絶対にこうしなくちゃダメなんだよ。

おおおおーーー分かってくれる製作陣がいたのか・・・。とそこに感動。


ホントに関西人からしたら、関西じゃない声優さんが関西弁を演じるアニメは、

ムリなんです、、、なんか気持ち悪くて。


こーれーは、まじで大好きすぎる、自分にとって、

一生モノの大好きなアニメになるなぁ。

と思っていたけど、


大好きすぎるあまり、

もうちょっとこうして欲しかった。ああして欲しかった!

ってホントに残念なポイントが、色々と込み上げてくる。



*すみません、ここからネタバレなります。


まだ見てない人は、ストップして、ぜひぜひ素敵なアニメを楽しんでください。


私は、ちょっと歪んだ視点から、作品を見てしまうクセがあり、

素晴らしい本や音楽や映画に出会うと、原作者よりも俳優よりも何よりも、

出版社どこ?監督誰?どこの事務所の人?

プロデューサー誰?って、真っ先にそれを確認します。


たぶん、普通の人は、原作者や、俳優さんを一番に調べると思います・・・。


今回のアニメで、ものすごーーーーく残念だったポイントが、


なぜか分らないけど、

見ている最初の方から、あ、これは女性の作品だ。

たぶん年齢は出産を経験してる、結構年上のおばちゃん・・・。


こんなに綺麗な、キラキラした高校生の青春や恋愛を描くアニメで、

その裏側の、作者のおばちゃんの姿が、たびたび透けて見えることがあり、


これが、何だかものすごーーーく残念でした。

多分、他の人はもっと違う視点でアニメを見てるので、全く気になるポイントではないと思う。


個人的には、

ものすごーーーーく素敵な本や作品に出会って、

原作者は女かな?男かな?どっち?

えー中性的な名前だし、どっちか分らないなぁ。

ネットで調べても全然情報が出てこない。

こんな素敵な作品が描ける人だから、どこでどんな人生を歩んできたんだろう。


って色々自分の心の中で考察や妄想したりするのが好きです。

古典でも、古い音楽でも、「作者・年代・不明。」

って書かれた、謎だけど何百年と受け継がれてきた、美しい芸術作品が好きです。


アニメ化されたときに、原作者が嬉しげにTwitterとかで前に前に出てきて、

色々でしゃばるのが、ものすごくロマンをブチ壊すので、苦手です。


まず、真島太一って主人公の名前を見ただけで、

「あー、真島ってブルーハーツの年代の人で、マーシーが好きだったんだろうなぁ。」

多分、そのぐらいの年代の人で、女性が書いた作品だ。

と予想。


女性選手の授乳・搾乳シーンや、妊娠などの話。

イケメンの真島に着付けするおばちゃんが、名前で呼んで♪

とか言ってキュンキュンしてたり、

真島に群がって応援する、おばちゃん達・・・。


自分にはまだ、こういう感覚が全く分らないから、

だいぶ年上で、出産も経験してる人だ・・・。。。


と、ここでなぜががっかり。

綿谷が優勝して東京行くってなったとき、

お母さんがお父さんに、

『私はあんたと2人きりになる方が嫌やわ。』


みたいなことを言っていて、

多分、世の中のおばちゃん達が見たら、

共感して、わかるーーー!ってクスッと笑うシーンなんだろうけど、


私は、旦那さんに対して、そういう言葉を言わない綺麗な女性でありたいし、

常に尊敬や愛情を、何歳になっても忘れないでいたいから、

やっぱりそのシーンも、同じ女性で、年代が違う原作者との

価値観の差みたいなので、相当がっかりして、


『恋じゃなくても・・・愛じゃなくても・・・』

と後輩が大好きな男の先輩を応援するシーンがあるのですが、

うわ、やっぱり。これって、リンダリンダの歌詞やん。

やっぱ真島は、ブルーハーツのマーシーからとったんか。


他にも、

『やりたいことをやるためには、やらなければいけないこともやらなきゃいけない。』

とメガネ君が名ゼリフを言うシーン、

これも、ブルーハーツの甲本ヒロトがインタビューで言ってた言葉そのままやん。


って思ったり。

学校の先生が話す言葉は、

あーこの作者、論語を読んで、そこからパクった言葉だなーこれは。

百人一首が古典文学だから、まぁそこら辺の本は、一通り読んでる人なんだな。


と、性別、年齢の他に、原作者の色々なものが透けて見えてきて、


極め付けは、ズッコケそうなぐらい、読者が望んでいない方向へ着地した、恋の展開。

「ここまで、こんなに大好きで読み続けてきたのに失望・・・・」

というファンも、絶対多いはずだ。


これは、完全に、おばちゃん作者の、男の好みだと思う。

読者が待ち望んでいた、感動のハッピーエンドとは違う、おかしな方向へ。

最初あんなにも面白かったストーリーが、話を伸ばして少しでも収益増やすために、

薄められて、薄められて、

そのうちに、向かっていた目的地が、変わっていってしまったのかな。


残念すぎる。

物語や作品は、ものすごーーーーーく自由だ。何でも描ける。

自分の描きたい世界を、思いっきり自由に描けるのが、アニメや小説の世界の魅力だ。


この個人の自由な世界観を、共有してもらって、私たちは楽しませてもらってるんだ。


だけど、

プロとして、お金と引き換えに、それを商売として仕事にする場合は、


自分が描きたい世界 よりも、読者が求める世界を書くべきだと、

自分は思う。


読者が喜ぶ、最高の結末は何だろう。

読者が見たい、この漫画に求めて期待しているものは何だろう。

読者の年齢層は何歳ぐらいで、どんなことに悩み、答えのヒントを求めているんだろう。


仕事っていうのは、自分の趣味とは別で、やはりファンがいてこその作品だから、

できる限り期待に応えてあげれるような仕事がしたいし、

そういうことを考えながらやっていきたいなぁ。と自分は思う。


大好きなアニメのイニシャルDも、

車のアニメだから、恋愛が見たくてこの漫画やアニメ見てる人はいないから、

その恋愛パートの無駄を全部はしょってもいいと思うし、

遠征先で寝るときに、男同士で色々語り合って友情を深めるシーンだったり、

そういうのが1度もなくて、もっともっと見たかったし、

プロゴルファーの彼女とか、原作者が金を稼ぎ始めて、

ゴルフで遊ぶようになったんだなー。原作者の理想や妄想が見え見えだ。

とかドン引きしたり・・・。おじさんと女子高生の恋愛要素が多くて、

そういうのがタイプ(性癖)なのかなーと気持ち悪くなったり。

こんなの車アニメに別に必要ない・・・。


水で薄められて、無理やり引き伸ばされる作品は、

途中からものすごく面白く無くなって、ガッカリさせられる。


みんな時間もお金も余裕ない時代なんだから、

無駄をはしょって、ぎゅっと濃縮した面白い作品が見たいんだよ。


それに比べたら、

スラムダンクの井上先生は、本当に賢い、頭の良い人だなぁ。といつも思う。

あと新海誠監督も。

なるべく無駄をはしょって少しでも短い作品になるように。って言ってたような。すごい。


スラムダンクはバスケ漫画だから、無駄な恋愛パートで引き伸ばすような箇所が全くなくて、

飛ばし読みする、無駄な箇所が全くない。本当に賢い。男性作家特有のエロ要素も全くなし!

多分、頭の悪い漫画家さんなら、流川の恋愛が見たい女性読者も増やしたいから、

どうにか入れてくれ。と出版社に頼まれて、無駄に引き伸ばすはずだ。


自分の予想だけど、ちはやふるの作者さん、スラムダンクにも影響されてると思う。

みずさわ高校が団体戦で日本一になったとき、

中に入れず、玄関にいた綿谷が、「わーーーーーー!」という会場の大歓声を聞いた。


え、、、おいおい、このシーンて・・・。スラムダンクで、赤木が怪我して、

控え室で綾子さんにテーピングをしてもらっているときに、

桜木が活躍して、大歓声が上がったのが聞こえたシーンと同じやんけ。


幼少時代、主人公が、かるたを辞めると言ったとき、

「俺のせいだ。」「いや、俺のせいだ。」

と自分のせいだと、恋のライバルの男同士がケンカするシーン。


あれは、スラムダンクで、

海南に負けた後に、桜木と流川が喧嘩していたシーンと同じだ。


新が自転車に乗ってるシーン。

クロスバイクやし、なんか流川を意識して描いたのかな・・・。


いや、でも徒歩ではないし、ママチャはダサいし。

まぁ、ここはやっぱ寄せた感じになるのは、しゃーないんかなー。


そんな感じで、良くも悪くも、色々学んだ作品でした。

自分の理想の終わり方だったなら、何度も何度もアニメも漫画も見返したかったけど、

これはちょっと、残念すぎて、

全部早送りで、新が出てくる少しのパートだけは見て、

結末は自分の中で、自分のストーリーを描こうと思います。



いつか自分が何かの作品を出すときは、

完全にミステリアスで、性別さえも分からない、顔出しもしない、

嬉しげにTwitterやメディアに出て自己アピールしない、


ファンの人に、想像する楽しみも与えられる人になりたいなぁと思う。

能ある鷹は爪を隠す。

人を見る目も養っていこう。

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