3月20日に仕事を辞めて、無職になって、
もうすぐ1ヶ月になります。
悲観的になったり、焦ったり、落ち込んだりすることはなく、
むしろその全く逆で、
憑き物が取れたかのように、翌日から世界の色が変わってきて
心と体が、少しずつ昔の元気で生き生きした自分を取り戻している感じです。
何年前かに見たYouTubeで誰かが言ってた。
勝ち組、負け組って言われるけど、
健康なだけで、それだけで「勝ち組」だ。と。
本当に本当にそうだと思う。
責任感が強く、人に気遣い、忍耐力が強く、
信頼されるためにたくさん仕事を任され、
NOが言えない、断れない、
そういう人が、メンタルはすでにボロボロでも、
何とか体が動く限り頑張って、
最後に、体を壊して、やっと仕事を辞める決断をし、
回復まで何年もかかる。
無駄な経験や、無駄な時間などは何一つないけど、
極限まで頑張った自分を褒めてあげるのもいいけど、
やっと仕事を辞めてみて思った。
体を壊す前にさっさと辞めるべきだった。
健康でさえいれば、何だってできる。
逆に頑張りすぎて、体を壊してしまったら、マジで何もできない。
『辞めます。』って言うだけ。
たったその一言だけで、仕事を辞めることは、想像よりものすごく簡単なことだった。
狭くて息苦しかった世界が、急に天気になって広い世界に見えて、
そうそう!私は本来こういう感じだったんだ♪
と、昔の自分に戻って生き返っていく感じ。
私は一体どのくらい、この暗い牢屋の中に入れられて、
奴隷のように働かされてきたんだろう。
およそ7年、2連休さえ1度もなく、働いていた。
仕事内容はカスタマーサポートという名目で、主にクレーム対応。
精神に負担のかかる仕事で、誰一人長続きしない仕事で、
これだけ長く働いたのは、自分ともう一人のスタッフだけだ。
これだけ厳しい仕事をしてきたんだから、今後どんな仕事でもやっていける
気持ちがしている。
起業して、個人事業主になりたいと思っている人に、
一つアドバイスがあります。
会社に休みを決めてもらうわけでもなく、
自分で仕事量をコントロールしなければならない「自営業」は、
頑張りすぎる人がやってしまうと、
限界を超えて、体を壊すまで永遠に働いてしまうので、
ほどほどに気楽にやっていける、上手に力加減をコントロールしていける
器用な人の方が向いていると思う。
頑張り屋さんの方が、世間では評価されがちだけど、
自分で仕事量や休みをコントロールしたり、できない仕事をできないと断ったりする、
その能力は、絶対に体を壊す前に、起業する前に、
自分の中で、自分と約束事をつくって守らなければならないことだと思った。
自営業の人:自分の心(社長)→ 自分の体(従業員)
という感じで。
社長!!従業員にしっかり休みをとってあげて、しっかりご褒美もあげましょう。
お金よりも他人の評価よりも何よりも、意地でも健康だけは守らないといけない。本気で。
仕事を辞める2ヶ月近く前から、
休みのたびに、法律事務所や、労働基準監督署に出向き、
10人を超える弁護士さんに相談し、
弁護士さんって、事件を起こしてニュースになっている人にも付いているので、
どんな人でも依頼してお金を払えば、対応してくれるのかと思いきや、
びっくりするほどみんな冷たい。
理由は分からないけど、労働関係の裁判は、
複雑な上にお金にならないので、めんどくさいのかな。
次で最後にしよう、次で最後にしよう。
と毎回、毎回、これで最後と決めながら、
10人を超える弁護士さんをわたり歩いたところで、
やっと対応してくれる、労働問題専門の弁護士さんに出会えた。
諦めなくて本当に良かった。
この1ヶ月、仕事をしていなくても、
なんやかんやで、毎日ものすごく忙しい。充実している。
1日3食しっかり食べようと思うだけで、食事の用意だけでも
ものすごく忙しい。
今までは、夜中まで働いて、寝る前に簡単につくって、
食べ過ぎないようにして、1日2食。
時間もできたことだし、心が晴れやかになってきて、
今まで人付き合いは避けて、ただただ休みの日は休みたい。
という感じだったのが、
心境が変わって、
色んな人に連絡したり、会ったりしているけど、
やっぱり元気で健康な人は、マジでよく食べる。
自分の食事の量は、少なすぎたんだ。
もっともっと食べよう。
この休暇期間の、素晴らしい出来事や出会いは、また今度書くとして、
今自分のすること。
・生きていることを楽しもう。
・自分をいっぱい褒めてあげる。本当に今までよく頑張ってきたから。
・深呼吸、ウォーキング、しっかり寝る、しっかり食べる。
1日に何回でも、温かいお茶を急須で入れて、ホッとひと息つく。
そして心に余裕を持つ時間をつくる。
まだ次の仕事のことは考えない。貯金はもう少しあるから大丈夫。
お金より健康を優先すること。
今は心身ともに健康になるまで、ゆっくり過ごそう。
何とか生きてさえいれば、何十年に1回かもしれないけど
「生きていて良かった〜!」と思えるような、
夢のような日が、1日だけでも用意されていると思う。
限界まで辛かった日々の後に、
予想もしていなかったようなギフトが用意されているんだと思う。
人生は険しい険しい一人旅のように感じるけど、
生きている意味も、働く意味も、分からなくなってくるけど、
旅する中で、
知らない土地で出会った、たくさんの人達は、
みんな驚くほど自分に優しくしてくれる。
仕事を辞めて、少しずつ自分を取り戻していくうちに、
その旅の楽しい感覚や、人との出会いの温かい感覚を
少しずつ思い出している今日このごろです。
まだ先のことが全く決まっていなくて、
自分がどんな道を選択してこれから歩んでいくのか、
楽しみです。
うん。人生楽しもう。みんな優しい。みんな仲間。みんな助けてくれる。
もう辛い仕事を我慢して続ける時代はやっと終わったんだ。