お気に入りのお香立て。



このお香立て(灰皿?)

子供の頃に、

おじいちゃんの部屋に置いてあって、

(家の前に豪華な日本庭園があり、そこを眺める茶室)


この置物がずっと欲しくて欲しくて、


大人になっておじいちゃんが亡くなって、

親戚で片付けをするときに、

真っ先にこの置物をもらいました。



祖父は和菓子職人で、

商売で成功した利益を、

贅沢に使うこともなく、

土地を買うこともなく、


地元で起業する人達の株式投資に使っていました。

おそらくその関連企業の

返礼品だと思うけど、


(たぶん非売品)


それにしても、センスが良すぎるぜぃ。



その後、ずっと実家に置いていたんだけど、

専門学校 → 就職

で家を離れている間、

弟の所有になり、


弟が亡くなってから、

また真っ先にこの置物を

自分の元に送ってもらい、


また自分のところに帰ってきました。




コーン型のお香で、

なかなか好みの香りがなく、頭が痛くなったりするので

使えなかったのですが、

ホワイトセージのお香はちょっとお気に入りです。





何にも物を置かない、超絶シンプルで質素な部屋ですが、

最近トミカや、こういうお気に入りのものを置いてみると、

いい感じにワクワクします。


豊かさや芸術、文化っていうのは、

最低限の生活必需品から、一歩進んで

「無駄」とも言える部分に、こだわって楽しむのが、

楽しいところなんだろうなぁ。


伝統職人の美しい芸術作品

鉄瓶や包丁、おひつ、ペッパーミルなどが家にあるので、

また機会があればこれらのものを紹介したいと思います。

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