幸せな買い物した♪

今日デパートの入り口の片隅の方で、陶器屋さんの出店なのか、

めっちゃワクワクするような作品が

販売されていた。


(購入したので、下でご紹介♪)


つい先日、妹が

「最近、陶器とか焼き物のお皿見るのが好きでー、見てこれー」

って買ったお皿の画像送ってきたりして、

「そうそう!私も最近陶器めっちゃ欲しくて!!」

と会話していて、



噂をすれば、こんな素敵な出店のタイミングに出くわして、

超ラッキー♪


と。



今まで、食器は全部、無地の真っ白で統一して、

最小限の枚数だったけど、


無駄な物は買わない。って生活をしていると、

最終的にどこにお金をかけたくなるかというと、


毎日毎日使う、包丁や鉄鍋などの調理道具。


日本の職人さんが作った、木のおひつや、南部鉄器の鉄瓶など。

あとはプジョーの超デッカイペッパーミルなど。


一通り、一生モノの宝物を集め、

最後にまだ手を出していなかったのが、「食器」だったんです。




本日買ったもの。

このお皿。


フワーっと田舎の景色が頭に広がりました。

乱雑に描いているように見えて、

こんなの絶対描けないです。


前にススキ。ってことは秋。

山が真っ赤ではなく、ところどころ赤くなっているので、

紅葉前の10月ごろかな。

家に帰って、惚れ惚れしながら鑑賞していると、

右側の空が、少し赤くなっていることに気づく。

この気づくか気づかないか。の絶妙なセンスが、すごい。

多分鳥たちが、おっきい秋の夕焼けに向かって飛んでいるところです。


普通に一般人が描くとすれば、

おそらく鳥は黒で描いてしまうと思うんだけど、

鳥を赤で描くってのが、庶民には想定外でほんとにスゴイ。

夕焼けで赤く染まっているんだな。

素敵だぁ。。。美しい。。。。


単純で素朴でシンプルな風景画にも見えますが、

私には、ものすごい芸術のセンスが伝わってくる。

昔なら当たり前の風景であったであろう

こんな美しい山々の景色、

今や都市開発で木は切られ、どんどん消えていく。

こんな景色がなかなか見られない。


この作品を眺めている瞬間だけでも

その世界に行けるような素敵なお皿だなぁ。

と思った。



さて、このお皿、

何万円で購入したでしょうか。

そして、どんな人がつくったでしょうか。







答え。

400円。

地元の就労支援の施設の方の作品でした。



材料費、製作費、デザイン

それに、全てハンドメイド、1点モノという価値を付け加え、

さらに、この高い芸術センス。


6,000円以上の価値があるんじゃないかなぁ。と思う。

ネットやオークションで販売したらいいのになぁ。




その他も、

全部全部素晴らしい作品ばかりで、

しかも恐ろしいほどの破格で、

欲しいのがたくさんあったけど、


やはりミニマリストの精神と、収納スペースを考えて、

ひとまず、お皿はこの1点。



そして・・・



なんとグッドタイミング。


ずっと欲しかったお香立て!

最近長いスティックの、エスニックのお香に飽きてきて、

ヒノキや白檀の香りの、日本の線香が欲しかったんだけど、

お香立てどうしよっかなー。どれもピンとこないし高いし、

かといって、長く使いたいから、100円の物はイヤだなぁ。

と探していたところ。



これ、下皿も全部くっついています。

無事に家に持って帰れるかなぁ。

触ったらボロッと全部取れそう。

と思ったけど、すっごくしっかり作ってあります。



下皿の無造作な感じも、とっても好き。

蓮の葉に見立てているのかな。

この蓮の花びらは、どうやって作ったんだろう。

とか、

これを作った人は、絶対心が温かい人なんだろうなぁ。

とか。


家に帰ってから、ずーっと作品鑑賞していました。


この手作り感が、ものすごくいい!


でも線香の灰を落とすとき、

毎回ひっくり返すことになるけど、

大丈夫かなぁ。


まっ、取れてもくっつければいっか。

他にもいろんな線香立てのデザインがあって、

実家にも買って送ってあげたいと思った。



さて、このお香立ては。何円だったでしょうか。




答え。600円。





こんなに素晴らしい作品を・・・。

安すぎて、申し訳ない。

10倍にしても買う人いるよ。




スタッフさんが、

「さっきも見にきてくれていましたよね。戻ってきてくれたんですね。

お若いのに陶器好きなんですか。」


と言われ、会話をしつつ、



長い間、鑑賞させてもらい、

2点購入し、

プチプチで包んで、

新聞紙を折って作った、手作りのかわいいエコバッグに入れてもらい、

施設の名前の入ったシールが貼り付けてあって、

ほっこりした気分になった。



『ありがとうございました。』

と言ったら、

『こちらこそ、ありがとうございました。』


と言われて、

こんなに温かい買い物をしたのは、久しぶりだなぁ。と思った。

はっと思った。


つくった人から、こんな風に直接モノを買うことができるのって、

素敵だなぁ。

と。



本来は、商売の本当のカタチっていうのは、

こういうものなんだ。

こうあるべきものなんだ。


ネットでポチっとしたら

どこでも買えて、


誰が作ったか分からない、

とりあえず日本製は高いから、

値段で選んでとりあえず中国製。

そんな世の中で、


何か、今日はすごく価値のある買い物をした。


帰ってきて思った。

あ、私、仕事の限界で、

もう疲れすぎて体調が悪すぎて、

明日の仕事を休もうか、どうしようか、

ものすごく悩んでいて、


それでも、外に出て、少し歩けば

ちょっとは気分転換になるかも。

と、

重い体を引きずりながら、

食材の買い物に出たんです。



それが、この買い物をして、

きっと温かい心の人が作ったであろう、こんな素敵な商品を買って、


自分の働いたお金を、

こんなに気持ち良く感謝して支払って、

相手も喜んでくれて、

自分も満足できて、


お仕事やお金って、本来こうやって回るもんだよなぁ。


って思って、

どういうわけか、あんなに辛かった体調不良が、

ものすごく楽になっていた。


それで、体調が良くなったら、

うん、やっぱりもうちょっと仕事頑張ろう。

と思えた。

タイトルとURLをコピーしました