やばい。
何だか、とんでもないことに気づいた気がする。
1日の中で、とても神秘的な空気が流れる時間帯がある。
その時間を制すると、
その日は、神懸(かみがか)った1日になる。
まだ気づき始めたのは、つい最近で
もうちょっと何かに気付けば
これから何かが変わる気がする。
というのも、
こないだ朝早い時間に目が覚めてしまって、
仰向けで目をつむっても、ゴロゴロしても眠れないし、
仕方なくベッドに座って、瞑想してみたことがあった。
これが、めちゃくちゃヤバかった。
早朝、暗闇が少しずつ青くなっていく時間帯で、
朝の4時〜5時くらいかな?
耳がおかしくなったのかな。と思うほどに、
何も聞こえない、
シーーーーーーーーンと鎮まりかえった時間がある。
風の音も、鳥の鳴き声も、車の音も、人の生活音も、
全て「無」の、空気が止まったような時間。
世界が全部一時停止されて、自分の息だけがかすかに動いているような感覚。
自分は、普段瞑想をすることもないし、
瞑想が良いことは色んなところで言われているけど、
やろうと思っても座って5分も続かないんだけど、
この日のこの時間帯だけは、もうめちゃくちゃ特別だった。
(ちなみに、普段睡眠の悩みなどはほとんどない。眠つけないとか。)
その早朝に瞑想をした日、
結局そのまま眠れず、朝日が昇って
いつもと同じ1日が始まってしまったのだけど、
1日がとんでもなく、
ここ最近感じたことないほどに、
心が爽やかな1日だった。
目や心の濁ったものが、
ピカピカに磨かれた窓ガラスのように、
研ぎ澄まされた感じ。
とにかく気持ちの良い1日だった。
なんでこんな風に思ったのかというと、
つい最近、ここ2ヶ月半ほど、
日記をつけるようになったから。
何だか頭痛が多いような気がして、
パソコンの目の疲れのせいか、夕方になると毎日頭痛がするし、
1ヶ月に何回頭痛があったか、
記録してみようと思ったから。
そこに今日食べたもの、便通、
それから、自分から湧き出てくる感情、
思っていること、欲しいもの、不安に思っていること
ただただ、心に浮かんだものを
分厚いノートにブワーーーーっと汚い字でめちゃくちゃに書いて、
記録していた。(絶対人に見られたらヤバイノート)
だから、今回その瞑想をしたとき、
小さな感情の動きが、いつもとちょっと違うことに
気づくことができた。
正直、ノートに感情をぶつけて殴り書きしていたのは、
負の感情を吐き出す作業(ストレス解消)のようなものだったのですが、
その日は、
ただただ、音楽を聴いただけで、心がワクワクしたり、
掃除が気持ちよかったり、
いつもの悩みのことをすっかり忘れていたり、
何だか、意味もなくとてつもないパワーがみなぎっていた。
睡眠時間が短かかったにも関わらず。
たとえば、東京に上京する電車に乗っているバンドマンみたいな感じ。
夢とパワーに満ちているワクワクした感じだった。
ほんとにほんとに、
その日何があったわけじゃないけど、
あまりにも不思議に心が気持ち良い1日だった。
近年経験したことがないほどに。
眠れなくて、睡眠不足なはずなのに。
そんなことが、その後も3回ほど続いた。
わざわざその時間帯にアラームをかけて起きるほどでもないけど、
眠れなかったり、早く目が覚めて、
夜明けの、その神秘的な時間に出会えたら、
その日は本当にラッキー。
本で読んだとか、
見聞きしたことは全くないけど、
私がこの神秘的な時間に気づいたことは、
絶対どこかで誰かが本や教えに説いているはずだと思う。
もしかしたら、
知っている人も多いのかな。
でももうちょっと自分で気づきを得たいから、
調べないでおく。
この夜明けの時間の神秘、なんかとにかくすごい。
そういえば、ふと思い出した。
もののけ姫のオープニングで、
アシタカが旅立つシーン。
あの背景画。
山本二三(にぞう)さんの美術展に行ったとき、
その絵がもう神々しくて、
もう息を呑むほどに美しい絵画で、
その絵の前で、しばらく動けなくなってしまったのですが、
それが「早朝の山」という作品だった。
久石譲さんの音楽とともに、
ヤックルと駆け抜けていくあのシーンは本当に好き。
本来なら、あのような雄大で晴れ晴れした爽やかな音楽ではなく、
夜中に村を出ていく(もう一生戻って来れないかもしれない。)
のだから、壮絶な悲しみと怒りの暗い心のはずなんですが、
なぜ宮崎駿さんがあのシーンを、あのように表現したのか
アシタカに最高の旅立ちの音楽を与えたのか
YouTubeで熱く考察している人がいたのも思い出した。
話がそれましたが、
同じ夜明けの早朝だったので、そんなこともふと思い出してしまいました。
その早朝の瞑想以来、
色んなことがクリアになってきて、
心の感度が上がったというか。
(例えば、何をしても楽しくない。というのと真逆で、何をしても感動する。って感じ)
たまたま見た番組がすごく感動的で価値のあるものだったり、
たまたま見た漫画が、とんでもなく面白くてドハマりしたり。
時間を忘れて夢中になってしまうことが、多くなって。
そこでまた気づいたんだけど、
脳をだましていれば、もっと楽に生きられるんじゃないかと。
映画やドラマやアニメの世界にハマって、
現実の暗いニュースや、嫌なことや不安感から目を逸らしたとしても、
それはそれで良いんじゃないか。
別に悪くないんじゃないか。
と気づいた。
ここ最近、あまりにもハマっている漫画があって、
ひたすら続きが見たくて面白くて、
仕事以外は、朝から晩までどっぷりその世界に夢中になっていたんだけど、
ニュースを見たり、とりとめのないことをグルグル考える時間が全くなかった。
これ、現実逃避といえばそうだけど、
別に悪くなくて、むしろ心身の健康的に良いんじゃないか?
もしかしたら、楽に生きるコツは、これなんじゃないか?
と思った。
「妄想」の世界で、自分の好きなように生きる。
同じ1時間を生きるのに、
お金がない。と不安にかられながら過ごすか。
もっと別のことを考えながら楽しんでやり過ごすか。
同じ1時間をやり過ごすなら、絶対楽しい妄想の方がいい。
気分もいいし、きっと体調も良くなるし、
現実的なことを考えて不安になったところで、
マイナスな感情しか出てこない。
そこで何か行動をしなくちゃと思ったところで、
最高の判断ができるわけがない。
好きな世界を自分で作り上げて、
好きなように頭の中で生きたらいいんじゃないか?
梅干しやレモンを想像したら、「唾」が出てくるように、
本を読んで感動したら、「涙」が出てくるように、
ドラマを見て、心拍数が上がって「冷や汗」が出るように
たとえそれが空想の世界だったとしても、
体がちゃんと反応している。
現実か、ドラマの世界かは、関係なしに
脳が錯覚して、体が反応する。
ということは、
ひたすら現実逃避して、例えば漫画やアニメの世界に夢中になって
現実の悪いことを忘れる、見聞きしない、
1分1秒でもその時間を減らしていけば、
まずは体調が変わって、心が変わって、
現実も良い方向に変わっていくんじゃないかなぁ。
何だか、すごいことに気づいた気がする。
ちなみに頭痛が消えた。
日記をつけ始めて、頭痛薬を断薬したら、頭痛が消えた。
とにかく日記をつけ始めてからの、ここ2ヶ月半の気づきと変化はすごい。