やりたい事が見つからない人へ

学生さん。

仕事を辞めたいけど、やりたい事が分からない人。

やりたい事を探す気力も時間もお金もない人。

自分の才能が分からない人。見つけたい人。

ふと思い出した言葉があります!

おじいさんやおばあさん、人生を長く生きてきて、

実際に酸いも甘いも経験した人の助言を聞くことは、

とてもリアルで大事な言葉として、自分はずっと大事にしています。

才能を見つける一つの方法は、

子供の頃に褒められた事を1つ思い出すこと。

子供の頃に。の意味は、

大人になってから褒められることって、あんまりないからという意味で。

絶対に誰にでも一つは必ずある!

子供の頃から、人に褒められた事が1回もない人はいないはず。

歌が上手だねー。

絵が上手だねー。

優しいねー。

足が早いねー。

面白いねー。

料理が上手だねー。

マッサージが上手だねー。

何でもいいです。

それが自分の才能で、人より長けた能力で、

開花しやすい才能で、人に貢献できる能力だと思います。

自分は、その言葉と経験をふと今日思い出しました。

中学生のとき、実家の大好きなおじいちゃんが亡くなり、

もう悲しくて悲しくて、

同じく悲しみに暮れている、おじいちゃんの妹に、

手紙を書いて、そこに詩を書いて送ったのですが、

その詩に、ものすごく感動してくれたようで、

あまりにも感動して、

この子の文章の才能は、とんでもない。

これだけ相手の心を動かしたり、伝えたりできるのは

ものすごい才能だ。普通にできることじゃない。

ホントに羨ましい!

と、私の父親に絶賛の連絡をしたようで、

確かに、あの時書いた詩は、

自分でも毎日何度も何度も読み返して、その度に号泣していて

なかなかの威力があった記憶がある。

親戚中にコピーされて、またおばちゃんの娘さんやらからも、絶賛の連絡があり

ただただ、恥ずかしくて、ものすごく、ホントに嫌だったけど、

そういう出来事が、一つの才能の見つけ方だと思う。

ただし、それは原石であり、磨かないとただの石だけど。

ふと、今現在、文章に関わるお仕事をしているなーと気づき、

長年、この仕事には全く苦を感じないし、

次々スタッフが変わる中、長く続けているから、その対応能力も伸びているし、

やはり、自分に合ったお仕事をすることが、一番楽でもあるなーと思う。

自分がやりたいか、やりたくないかは別として。

もう一つ思い出した出来事。

昔レストランでアルバイトをしていたとき。

いつもは、お花が小さく描かれた和紙のテーブルマットだったけど、

1日だけのイベント用で、自分がイラストを描いて、和紙にコピーして

その日限定で使用したのですが、

その日のイベントのお客さんの多くが、

この素敵な絵を持って帰りたいから、汚したくないから

テーブルマットを敷かないで食べる。

持って帰りたいから、1枚新しいのをくれないか。

という人が次々に出てきて、

その反響があまりにもすごくて、

次の日から(普通の日)も使ってみようか。という流れになり、

そしたら、また多くのお客さんが同じように

絵にものすごく感動して、新しいマットを1枚欲しい。1枚欲しい。と言ってきて、

その次の日から、

お持ち帰りの希望者用に、毎日数百枚単位でコピーして予備を準備。

それをクルクル巻いてリボンでとめたテーブルマットを

毎日大量に準備するという、みんなの仕事が一つ増える事態に陥り、

ある時、お客さんに呼び止められ、

「すみません!この絵を描いた画家さんは誰ですか?」

と聞かれ、

「あ、これ私が描きました。」と照れながら言ったら

ものすごく驚かれ、感動され、

そこから、すぐにマネージャーが、

テーブルマットに名前入れなさい。ということで原画に付け足しをし、

本社の方にも、感動して手紙を送ってくれたお客さんが3名ほどいたらしく、

本社から報告があり、その手紙のコピーが自分の元にも届き、

「テーブルマットに感動したのですが、それを描いたのが、

お料理を運んでくれたお嬢さんだったことに、とても驚き感激しました。」との声が。

その絵というのは、上手いというわけでも何でもなく、

黒のマジックペンで、

田舎の風景とホタルを描いたものだったのですが、

ただ、思うのは、音楽や絵というのは、上手いか下手かの技術ではなく、

相手の心を動かす何かがあるかどうかで、

そのイラストには、何か伝わるものがあったのだと思う。

それから、そのレストランでは、

毎月新しい絵を描いて、更新していくことが恒例になり、

毎日1時間ほどかけて、事務所で翌日分をコピー。

お持ち帰り用の保管スペースも棚につくられ、

しまいには、地酒の日本酒の蔵元や、地元のワインの会社とコラボして、

レストランのオリジナルラベルとして、そのイラストが使用された。

(赤ワイン,白ワインフルボトルのラベル・日本酒の300mlの小瓶のラベル。)

自分は絵を描くことが好きという訳でもないし、

趣味でもないし、上手くもないし、

正直、最初のイラスト以降からは、

ホントにめんどくさくて、しかもプレッシャーだし、

勤務時間に入らないし、もう嫌で嫌で仕方なかった。

だけどその絵以降も、やはりお客さんから褒められ

同じことがずっと続いた。

母親までもが、家に飾ったり(毎月増えていく。)

絵を見て褒めてくれた人や、親戚に配る。

4ヶ月くらい続いたところで、ようやくマネージャーが

1人だけ負担がかかるから、交代制で順番にやろう。

ということになったのですが、

スタッフ皆は嫌で仕方なく、

お子様用に、簡単なぬり絵仕様にするなどしたが、

やはりこればっかりは、

努力や何やは関係なく、生まれ持った何かが必要なようで、

そういう才能がいるんだと思う。

他のスタッフの絵になった月から

お持ち帰りがピタリと止まり、

会社の一番上の人から、

実は印刷機のコピー代(電気代)・インク代の費用が何十万円も爆上がりして

かなりの経費が負担になってるから、イラストのコピーをもうやめよう。

と数ヶ月で打ち切りになった。

自分の自慢話という訳ではなく、

誰もが、どこかでこんな風に、才能が見出される可能性があるし、

学生時代に好きだった教科を思い出すだけで分かると思う。

自分は、体育が嫌で仕方なかったけど、

勉強より全然楽しいじゃん!と思う人もたくさんいるはず。

それこそが才能!

1時間掃除するか、1時間常連さんと楽しく喋るか。

自分なら絶対掃除!

でも、喋るだけの方が楽じゃん。って思う人も多いはず。

こういう感じで、自分に向いていること選んでいけば、

仕事も少し楽になると思います。

誰にでも何かあるはず。思い出そう。

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