お金の不安がなくなって気づいたこと

お金がギリギリの生活と、

不安のない生活と

どちらも経験しました。

そこで気づいたことがあり

今お金の不安がある人に共有したいので書きます。

自分がどのようにして

貧乏マインドから脱却していったか。

気づいたことは、

お金がない時(節約生活)の方が、なぜか今より出費が多かったこと。

高価なものを買った方が、逆に出費が少なくなったこと。

です。

例えば、

タオルなんかは、消耗品ですよね。

100円ショップで、肌触り良いのもたくさん売ってます。

でも、私は

やはり「日本製」で職人さんがこだわりを持った製品が好きで

毎日使うものだし

多くの安い衣料品は化学繊維でつくられていますが

マイクロプラスチックと言って、洗濯のたびに細かい繊維が海や川に流れ

地球の生物たちを汚染していくニュースを見ると

やはり農薬を使わないオーガニックの綿100%か、

成長が早い竹(バンブー)素材を選ぼうと思い

1枚1,600円ほどする今治タオルを使うことにしました。

8枚ほどまとめ買い。

結果。100円ショップで買ったタオルより、気分が良いし、

もちろん使い心地がよいし、大事に長く使用しています。

洗濯物を干していても、今治マークの入った高級なタオルを使っているだけで

貧乏マインド、節約マインドが変化してきます。

これが100円なら、漂白してお手入れするより

簡単に捨てて新しいのを買っていたと思います。

これが、環境にもお財布にも悪いことだと思います。

新しい物を買う時に

ネットやお店で選ぶ時間、どこが安いか調べる時間、買いに行く時間、お金、捨てようか悩む時間、捨てると決めて整理や掃除する時間、商品を作るためにかかる環境負荷

たくさんの無駄があると思いますが、

高級な物を大切に長く使うことで、たくさんの無駄が省略できます。

結果、お金も時間も余裕ができます。

貧乏人がますます貧乏になっていくのと

お金持ちがますますお金持ちになっていく理由は

ここにあると思います。

タオル以外には、

靴下。これも、ユニクロや無印で買って

数ヶ月でポイポイ買い替えていましたが

1足3,000円以上する、アウトドアブランドの登山用の靴下を使い始めてからは

全く靴下を買わなくなりました。

3足だけ買い、もう何年も使っています。

登山用だけあって、どれだけ歩いても穴が開かない。毛玉ができない。

今までどれだけ無駄遣いをしていたか、この靴下で痛感しました。

靴下は使い捨てでしょ。と思わない方がいいです!

安物買いの銭失いってこのことですよね。

時々、ブランドコラボの靴下とかが出ると買っちゃいますが

1回の洗濯で毛玉だらけです。生地もペラペラ。

良いモノを使ってから、こっちは使えない。

3,000円もする靴下なんて買えない。と思われるかもしれませんが、

大げさに言うと、一生モンです。

傘も高級な傘です。

これを買ってからは、数百円のビニール傘を置き忘れたり、壊れて何度も

買い替えたりすることもなくなりました。

大事に使うってことが、結局は節約になります。

マスク

コロナが流行する前に、1つ3,000円の高級なマスクを買いました。

結果、大正解でした。

使い捨てのマスクじゃなくとも、1,000円ほどの布マスクでも

やはり消耗品となりますが

この3,000円のマスクは、やはり高価なだけあって

素材、性能、サイズや形、紐の調整、鼻のワイヤーなど

どれをとっても最高です。他のマスクのように数回洗濯したら買い替え。

という商品ではありません。

高いけど、最高の使い心地。

これ1枚あれば、何枚も安物のマスクを常備しなくてすみます。

靴。

オニツカタイガーの2万円近くの靴を買いました。

値引き価格の靴を衝動買いで「安いし買っちゃお!」

と思った靴は、3年ほどでポイですよね。

高価なブランド靴は、気分もアガリますし、

たくさんの靴を持つより、お気に入りの1足を何年も使う方が

玄関も気分もスッキリです。

今日はどれを履こうか悩む時間

たくさんの靴を整理・掃除する時間

も必要ありません。

スウェットパンツ。

部屋着は、ユニクロのスウェットという方も多いと思います。

黒のスウェットを購入した時に、細かい毛くずがつくのが気になり

コロコロをすると、ドン引きするほどベッタリ黒の繊維がつく。

毎日毎日コロコロをするのも無駄に思い

黒の部屋着はやめる。

なるべく化学繊維の洋服は着ない。

何か良いのがないか悩んだ結果

ノースフェイスの1万6,000円ほどのスウェットパンツを購入。

部屋着にこの値段はさすがに・・・と思いましたが

やはり気分が良いです。いつも着るものだし。

同じように毛くずは出るのですが、

ユニクロの時は、あーもー嫌だ、捨てよう!

と思いましたが、これはさすがに捨てれません。

大事に使っています。

こういうものだと、フリマに出しても結構良い値で買い手がつきますよね。

それを考えても、安物をすぐに捨てるよりお得です。

部屋着(スウェットパンツ)も数枚は必要と思っていましたが、

この1着以外を全部処分し

1着で全然大丈夫なことに気づきました。

高価なものを買うと、他の安物たちとは着心地も気分も全然違うから

結局出番がなくなっちゃうんですよね。

こうやって少しずつ、少しずつ、持ち物に変化が出てきます。

(レベルアップというのかな。自分的には。)

今では、大きめのスーツケース1つに、タオルや冬ジャケットも含め

1年分の洋服がスッキリ収まっています。季節ごとに衣替えも必要なし。

ちなみにカバンはたった1つを大事に使っています。

湯呑みは、北海道の職人さんが作った焼き物。

お箸は、福井県の職人さんがつくったもの。

お茶碗は、滋賀県の職人さんがつくったもの。

しゃもじは長野県の職人さんがヒノキでつくったもの。

まな板は高知県で何百年もの年月をかけて育ったヒノキ。

フライパンや鍋は、岩手県の職人さんがつくった南部鉄器!

鉄瓶も岩手県の職人さんがつくった400年の歴史ある南部鉄器。

包丁は岐阜県の職人さんがつくったこだわりのもの。

おひつは、骨董品で1万円ほどで落札したもの。昔の日本の職人さんがつくったもの。

(電気の炊飯器は消耗品で、数年でゴミになりますが、私は土鍋で炊いて、木のおひつで保存しています。土鍋もおひつも、一生モノです。)

こういう物を一通りそろえ始めてから

あれが欲しい、これが欲しい。と思わなくなりました。

もう大事なものばかりで、買い替えたくないからです。

フッ素加工のフライパンは、毎日料理する人なら

数ヶ月〜1年で料理がくっついて焦げるようになり、買い替えが必要になってきますよね。

鉄の道具は、もう一生モノの、ずっと大事に使っていく道具で

使うたびに自分に馴染んできてくれるものなので

味があります。

何より、機械化されて何もかも使い捨てで大量消費される時代に

歴史ある、日本の貴重な伝統職人さんがつくる道具は

芸術品のように見るだけでも心が癒されます。

醤油職人さんや、桶職人さんのお仕事の番組を見てからは

スーパーで1円でも安い醤油を買おう。と安いもの、お得なもの

を選んで探すことをやめました。

自分が頑張って働いたお金を

情熱のあるお仕事をされている人にそのお金が回るように

今は、ゴマ油を買うときも、醤油や味噌、豆腐を買うときも

つくっておられる職人さんや農家さんを想像して

なるべく高い物を買うようにしています。

なるべく「高い」というのは、普通に考えて

良い商品、良いモノをつくろうと思えば

それなりにお金がかかるからです。

こういう風なマインドになってき始めた時から

自分の貧乏マインドが変わってきたように思います。

それに、やはり良い物を食べるということは、健康に繋がります。

健康以上に大事なものはありません。

添加物いっぱいの弁当やお菓子、そして病気になった時の医療費を考えると

食材はそこまで節約しなくてもいい。

高ければ高いなりに栄養がある。

そして何より

良い商品をつくってくれる人にお金が回るように。

と今はそう思ってお金を使っています。

そんな風に考え方が変わってくると

実際に、なぜか不思議と前よりお金が貯まってくるんです。

今、このコロナ禍で、お金のことが本当に心配だと思います。

私も、お仕事がいつなくなるか分からない状態なので

不安は不安ですけど

一応、数年間分の生活費の貯金はあるし、

何より「欲しいものが何もない。」ってところで

めちゃくちゃどっしりしていられます。

前の貧乏時代の自分なら

友人に何か誘われた時

こんな服じゃ遊びに行けないし、着る服ないし買わなきゃいけないし

この靴も安かったやつで微妙だし、新しいの買いたい。

でもお金ないし・・・あーもーどうしよ、お金ない、お金ない。

といつも思っていたと思いますが、

今は、もうお出かけに着ていけないような安物の服は持っていないし

簡単に買い換えるような靴もない。

家にあるもの全部、お気に入りのもので揃えているし

もう他に何もモノやゴミを増やしたくないし。

だから、買うものがない。

そんなにお金が必要ないから、

今お金の不安がないんです。

これは、自分的にすごい発見でした。

もし、今お金の心配をされている方がいたら、

このブログを読んで

「いや、どーせ金ないから、高いもんは買えないし。」

って思わずに、

お金がないからこそ、一生使えるような高価なモノを買うように

心がけてみて下さい。

それを使用するたびに、マインドも少しずつ豊かになっていくはずです。

それから、モノには念があると言いますが

やはり、職人さんが魂こめてつくったものには

良い波動が込められているように感じます。

例えば洋服を買うとき、

デザイナーさんや職人さんのことをたくさん調べて

その生き方や経験、考え方に感銘を受けて商品を購入するというのが

一番素敵な買い物の仕方だと思います。

モノを大切に使う。

最小限のお気に入りのモノで

シンプルに暮らす。

これからはそんなスッキリした生活がいいですね。

それから、

豊かな生活をしている人は当たり前のように気づいていることですが

「お金」よりも「時間」の方が大事で価値がある。

という意味で、

・1円でも安く商品を買うために、遠くのスーパーへ行く。

・セールの時に色々今は必要ないものまで買っておく。

・こまめに買い物に行く。

こういう買い物の仕方はしないですね。

お金の不安がなくなってから、こんな風になりました。

というより、こんな風になってからお金の流れが変わりました。

・買い物はなるべく少ない回数にする。

・値引き関係なく、欲しいもの、必要なものだけを買う。

(スーパーではほとんど値段を見ない。)

・ドラッグストアで日用品を買うのは月1回と決めておく。

食材は週に1回、1週間分をまとめ買い。

(あの商品はあそこが安い。あれはここが安い。今日はあれが安い。といって買い物の回数を増やすたびに、ついつい無駄な買い物も増える、時間もお金も無駄。)

今はスーパーでの買い物、めちゃくちゃ早いです。

貧乏時代は、とにかく買い物が長かったです。安いものを買うために

必死で悩んで迷っていたので。

今は、その時間を仕事に使った方が効率的なことがよく分かります。

15分遠くのスーパーへ行って100円安い商品を買うより

その15分を自分の仕事に費やす習慣をつけるだけで

たぶん何倍もの利益が上がります。

その15分を読書に使うだけでも、安い商品を買いに行くより意味があると思います。

こんな風に、心が変われば、行動が変わります。

行動が変われば、人生が変わっていくので

少しでも何か伝わって

お金に対する心配について、気持ちが楽になってもらえたらいいな。と思います。

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