コロナ禍で、私が一番しんどかった事。

やっとコロナのピークが過ぎ去った。

自分の会社も、モロに打撃を受ける業種で

運営スタッフさんから、連絡が来た時は

ついにリストラだ。と覚悟してメールを開きましたが・・・

「最近の情勢で、社員の皆さんは心配していると思いますが

お客様が減ってお仕事が減ったとしても

皆さんが生活に困るような判断は絶対にしません。

どっしりとした資本の元で運営しているので

どうか安心して下さい。

これからも、今までと変わらず、皆さんのお力を貸していただければ

こちらとしてもとても助かります。

これからもよろしくお願いします。」

という旨の内容で

改めて、素晴らしい会社だと感動。

仕事はほぼナシの状態にも関わらず、

給料は減らず。

運営スタッフの、全部の責任を背負ってスタッフを守る力強さに

惚れ惚れとしました。

そんな中でも

本当にしんどかったのは

毎日のクレーム対応。

キャンセルによる返金の対応です。

コロナによる返金はサポートされていましたが

パンデミックが宣言されて、自粛が始まってからの予約→キャンセル

は、サポート期間の対象にならず。

コロナで自粛の期間にも関わらず予約するような人は

本当に一般人と感覚が違う、おかしな人が多く・・・。

それに加えて、お金も余裕がある、変に威張ってプライドの高い

威圧的な人ばかり。

とても粘着質で、対応が大変な方ばかりでした。

例えば、普段は100件をテンポよく対応できるとして

今回のコロナ禍のお客様の対応は

1日1件、2件で神経がどっとやられるほどに大変でした。

自分のポケットマネーから返金できるわけじゃなく

会社のルールに則ってお返事をしているだけで

どんなにクレームを受けても、自分にはどうしようもない。

給付金などの対応で、市役所で働く人たちも

きっと同じように、本当に大変だと思う。

会社の中で、一番仕事ができる、一番賢くて信用できる人が

このコロナ禍で退職した。

こんな雇用が不安定な時期に。

そして、こんなに素晴らしい会社にも関わらず。

めちゃくちゃ賢い人だから

間違った判断や、勢いに任せた判断は絶対しない。

この人が退職すると判断したことに

かなり危機感を感じた。

クレーム対応で精神的にやられてしまったのかな。

言いたい放題、感情に任せて苦情を言うのは簡単だけど

対応している人は

たった一言で、夜も眠れなくなったり

体を壊したり

退職を決意したり

最悪、命を失ったりする。

たったの一言で。

本当に恐ろしい事だと思った。

苦情を言われる人が、責任を負うべき悪い人なのかな。

きっとただ、お仕事だから対応しているだけの人が大半だと思う。

医療関係、保健所、市役所、政治家、学校関係・・・

そしてどこの企業も、今回のコロナでのクレーム対応に

心身ともに憔悴しきっていることだろう。

誰が悪いわけじゃないから

思いやりを持って行動して欲しい。

本当に言葉の凶器は恐ろしい。

そして、人々の不安や、苦情の共通点は、ほぼ同じ。

「お金」

ということ。

自分は、お金に振り回される人生はやめよう。かっこ悪い。

そして、お金に振り回されている人に関わるのもやめよう。

そう思った。

キャンセル料金や給付金などの、たった数千円、数万円のために

何日間も暴言を吐いて、人を困らせるのはカッコ悪い。

時間の無駄だし、そんなにお金が欲しかったら、その無駄な時間で働く方が賢い。

お金なんてただの数字。

ご機嫌で幸せな気分で生きていれば

逆に人に与えたくなってくるほどなのに。

コロナ禍で同じようにクレーム対応に追われている皆様。

感情的な相手に対して、感情的になって返したりすると

精神がやられてしまうから

ある程度冷めた心で冷静になって

無駄に心が傷つきませんように。

心を守るためなら、逃げる、会社を辞めるのも手段だと思います。

1日も早く、平和な日常に戻りますように。

そして、多くの人が、このお金に縛られた世界・生活から解放されますように。

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