成功者には聞き上手な人が多い。
喋るのが下手でも、「聞く」という才能が圧倒的に長けている。
相手を気持ちよく喋らす。
相手が気持ちよく返せるような、的を得た心地よい質問
相槌のリズム、声のトーン、間の取りかた。
このようなトーク力は、努力してどうにかなるものではなく
成功者には不思議と最初から身についているものだ。
世の中には、聞き上手な人が圧倒的に少ない。
喋りたがる人はとても多い。それがほとんどだろう。
聞き上手な時点で、その人の将来の成功は約束されているようなものだ。
「先月沖縄に行ってきたの。」と言えば「私も去年行ったよ。」
と返す。聞き上手の人が返すとすれば、どんな返事になるだろうか。
きっと相手が話したいことを、上手に引き出してあげるだろう。
この聞く力というのが、成功者の秘訣の一つである。
なぜ聞き上手なのというと、
成功者には何がなんでも成し遂げたいものがある。
そのために、命をかけて人生を生きている。
だから、誰のどんな小さなことからでも
相手の中に何か才能を感じたら
その人の言葉の中から何か秘訣を見つけようとする。
相手が年下であれ、後輩であれ、ライバル、自分の子供や兄弟であっても
尊敬できるところから学び、吸収しようとする。
知識はもちろんのこと、仕事には直接関係のないことまで
聞いたことは何でも試す。持ち物や食べ物までマネしたりする。
自分も成功したいから、どんな小さな可能性にもかけたいから。
無意識で、そんな風に生きるクセがついている。
ビジネスでの成功には良い人間関係が絶対的に必要で
その人間関係というのが、この”聞く力”にある。
自分を尊敬し、話に興味を持ち、共感し、気持ちよく喋れる貴重な相手を
居心地が良いと思わないわけがない。ここに信頼が生まれる。
会話の秘訣は、「相手に興味を持つこと。」
それが答えなんだと思う。
そんな人同士の会話は、聞いていて心地よく、これほどワクワクするものはない。