自分のやりたいことが分からない。得意なことや好きなことが何もない。
そんな方に向けて、今日は記事を書きます。
歴史上の偉人や、現代の著名人などの様々な人生ストーリーをたくさん調べてきて
3 種類のパターンがあることに気づいたので、ご紹介します。
自分の当てはまるタイトルを読んでください。
その 1: 10 〜 20代。まだ若くて、これから就職や転職を悩んでいる人へ。
たった 1 回の就職や転職で、自分に向いていること・向いていないことが分かるのは難しいです。
たくさん経験していく中で、この作業は好き。これは苦手。というのが分かってきます。
若いうちは、とにかくいろんな 経験 をして、そこで自分の才能に気づいたり、技術を磨いたりすることをおすすめします。
自分に向いてない。と気づいたら、躊躇せずに他の環境に身を置いて下さい。そこで才能に気づくことがあります。
接客や営業のお仕事が苦手でも、事務仕事や掃除や技術職の仕事をさせたら、ピカイチの人がいます。自分にとっては、とっても “楽” に感じたり。この”楽” というのは、仕事が簡単なんじゃなくて、自分に向いていることなんです。
自分に向いていることに出会うと、”楽”・”楽しい” = だから頑張ることが苦じゃない。= 成功。天職。
となるわけです。
自分のやりたい仕事だけど、職場の人間関係がもう限界!という方は、辞めずに環境が変わるまでじっと耐えて下さい。不思議なことに、何もしなくても自分の苦手な人は、自然に離れていきます。
人に嫌がられる人 = 仕事を楽しんでいない。ストレスが溜まっている。=その人自身、続けることは難しい。だから、その嫌いな人が先に辞めるまで、じっと耐えて下さい。
辞めたいけど、生活や将来のことが心配で辞められない・・・
この場合は、残念ながらあんまり楽しい将来は待っていないかもしれません。
せっかく大学を出たし、辞めたら親が悲しむし、心配するし、結構いい会社だし・・・。
はい。仕事が辞められない人の理由は、元をたどっていくとたった一つです。
“親に迷惑かけたくない。”
人生を楽しめない人の共通パターンです。
親を選ぶか、自分の一度きりの人生を楽しむと覚悟して生きるか。どっちかです。
(結局親は、子供が楽しく生きてくれるのが一番の望みであり、好きなことをすることが成功に繋がるんですけどね。)
自分の好きじゃない仕事をして成功した人は一人もいない。
その 2: 一つの夢を諦めた人へ。
今まで頑張ってきたけど、もう諦めた。もうこんな歳だし。自分より才能ある人いっぱいいるし。
大好きだったけど、辞めるのは涙が出るほど悔しいけど。でもどうしても、これで成功して生活していくことはできない。現実を見て、普通に働こう。
このタイプの方。二番目の夢はありますか?
一番目の夢と、二番目の夢を組み合わせて、大成功した人がたくさんいます。
音楽家・アスリート・アーティスト・役者・技術職・専門職・・・
どんな分野でも、その分野のトップになることは、どれだけ死ぬ気で努力しても
成功してトップになることは奇跡なくらい難しいです。
子供の頃からずっと続けている人、お金持ちで環境や人脈に恵まれている人、権力あるチームに所属している人。どんなに歯を食いしばって、努力しても、自分にどれだけ才能があったとしても、その人達よりも優れた成績を残すことは難しいです。そして負けることが悔しい、楽しむことを忘れるのがオチです。
実は、有名人・歴史に名前を残す成功者というのは
一番目の夢を諦めて、二番目の夢(特技・趣味・好きなこと)を追いかけて、一番目の夢と二番目の夢を融合して、そのオリジナリティが話題を呼んで大ブレイクした人が多いです。
その分野で一番になれなくても、誰もマネできないようなオリジナリティがあれば、ライバルはどこにもいません。ライバルに負けて悔しかったり、楽しくない努力をする必要もありません。
共通点は、
一番目の夢と二番目の夢を組み合わせる。
人にバカにされるようなこと。
人に、”それいいね。やってみたら!” と感心されるようなことは、たいてい、どこかで誰かが、すでにやっているビジネスです。人にバカにされるようなこと。無理だと笑われること。だから誰もしなかったこと。
歴史上の偉人や、世界に衝撃を与えたような有名人は、このパターンが多いです。
例えば、ゴールデンボンバー。
鬼龍院さん。学生時代にバンドをする→その後、お笑い芸人を目指す。→挫折。→音楽の道に進む。→お笑いと音楽の融合。→お笑い×ビジュアル系×エアバンド(上で説明した、一番目と二番目の夢の融合、そして誰もがバカにするような誰もマネしない。マネできない。典型的な成功パターンです。)
成功の波に乗ってしまえば、昔諦めた夢も不思議と叶ってしまうんです。
同じメンバーの樽美酒さんも、プロ野球選手を目指す→諦める。→学生時代にバンド→辞める。→ゴールデンボンバーに誘われる。→大成功。楽器も弾けないのに、バンドの夢が叶う、紅白出るなんて想像できる人がいるでしょうか。そして、憧れのプロ野球の始球式に出たり、SASUKEに出たりして、こんな風に想像もしなかった昔の夢さえも、ついでに次々叶っちゃうんです。
ちなみに、楽しそうな人のところに人が集まる。のも法則です。
ビジネスでも、人付き合いでもそうです。
ストリートで踊っている人、楽器を演奏している人。
たくさん人が集まる人と、そうでない人。どこが違うか。技術の差さではありません。
違いは、本人達が楽しそうにしているかどうかです。
一般人なんて、技術のうまい下手なんて分からないですから。
ゴールデンボンバーが、楽器をひいていようが、エアバンドだろうが、どちらにしても成功していたでしょうね。だって本人達も周りの人たちも、みんなめちゃくちゃ笑って楽しんでますから。
パラパラ漫画の鉄拳さん。
「振り子」のパラパラ漫画で、世界中を感動させてくれましたね。
小さい頃の夢→漫画家。→諦める。→プロレス→諦める。→俳優→諦める→漫画+お笑い+プロレス風のメイク・衣装。あのパラパラ漫画は、とあるバラエティ番組で、絵のかける芸人さんが呼ばれていて、忙しくて出れない人がいて、仕事がなくてヒマだった鉄拳さんが急遽出ることになったそうです。仕事もうまくいかなくて、この仕事を最後に地元に帰ることを決意して、最後の仕事だと思って取り組んだそうです。
番組で放送されたパラパラ漫画が感動を呼び、大ヒットしましたが、これも、一つ目の夢と、二つ目の夢と、さらに三つ目の夢が融合された結果だと思います。
例えば、漫画家さんが漫画が上手くても、それは当たり前。
お笑い芸人さんが、漫画が上手いから「スゴ〜イ!!」と感動させるわけです。
そしてビジュアル。普通の漫画家さんが、普通に同じパラパラ漫画を描いても、そう話題にならなかったでしょう。あのビジュアルのインパクト、お笑い芸人さんだからバラエティ番組に出れる。色んな奇跡やタイミングや才能の組み合わせが成功につながったんでしょうね。
そして、鉄拳さん学生時代はバンドをやっていて、パラパラ漫画は憧れのロックバンドMuseさんの目にもとまり、Museの公式 PVを3 曲も担当されています。なんとディスニーからもお仕事を依頼されたりしています。ゴールデンボンバー同様、想像もしなかった昔の夢さえも、ついでに次々と叶っちゃうんです。
ライバルがいない、誰もマネできない完全にオリジナリティあるビジネスのジャンルですよね。
Apple創業者のスティーブ・ジョブズやたくさんの著名人の人生を調べてみても、これに当てはまる人がとても多いです。
X JAPANは、クラシックピアノとロックの融合だったり。まだまだ色んな人をご紹介したいですが、このへんで。
その 3: 一つ目の夢も二つ目の夢もを諦めた人へ。
人生に挫折や試練が何も与えられない人はいません。
100 人中、100 人が必ず人生のどこかで何か試練を与えられます。
苦しみ、悲しみが大きければ大きいほど、それは逆に大きなチャンスです。
天職の見つけ方、その 3 は・・・
大きな試練を経験し、その経験で、同じ経験をした人を助けること。
ちなみに、ビジネス=お金=汚い。と思うのは間違いです。
お金=自分が相手に何かしてあげた対価・相手からのありがとう、感謝の気持ち。なんです。
だから、お金をたくさん受け取ることは全く悪いことではないんです。
困っている人がいて、誰よりも気持ちが分かってあげられるのは、同じ経験をした人です。
同じ経験をした人を助けてあげること。それが与えられた天職です。
試練=天職を見つけるギフトです。
人を助けることによって、逆に自分が助けられます。だから、辛い時ほど、人のために何かできることをしてください。
このパターンで思いつくのが、ギターの神様と称されるエリック・クラプトン。
とてつもない才能とセンスで、大成功しますが、ドラッグやお酒や女に溺れてしまいます。
愛する息子の死。その試練が、TEARS IN HEAVEN という大ヒット曲を生み出しました。
この辛い経験で生み出されたこの曲は、世代や国境をこえて多くの人を感動させています。
それから、アルコール中毒の辛い経験から、同じ経験をしている人を助けるような施設をつくって、支援の活動をされています。試練=天職。誰かを助ける。
余談・・・ヒマも大事!
3 つのパターンをご紹介してきましたが、もう少し面白い話があります。
努力、努力、努力、とにかく頑張ることが成功の秘訣だと思っている人も多いと思いますが、チャンスを掴むためには、ヒマ(スケジュールの余裕)が絶対に必要です。人生の挫折・休暇中にチャンスを掴んだ成功者も多いです。・・・というよりも、チャンスはスケジュールに余裕がないと、入る隙間がありません。
有名なバンド、好きなバンドを 1 組思い浮かべて下さい。
まず二人の友人同士が、バンドしようぜ!となり始まります。
数人の才能ある友達を誘って集まり、あと最後の一人のメンバーどうする?ってなった、デビュー前。レコーディングギリギリに、
まず誘われるのは、
・明るくて超タフな人
・気楽に誘いやすい人
・難しくない人
・几帳面じゃない人
・性格が良くて誰とでも仲良くやれそうな人
・ある程度のセンスと技術がある人
・ちょうど最近、バンドを辞めてヒマそうな人
そうなんです!!!
チャンスを掴むには、ヒマそうな人が誘われるんです。
必死で努力・努力・努力して、なんだかいつも頑張っていて、忙しそうで、大変そうで、疲れてそうな人、どんなに才能があっても
誰が誘いますか?
有名で、かつ長く続いているバンドを思い浮かべると、どのメンバーも、
このタフで明るくて、誘いやすくて、ヒマそうな(失礼…)、ピリピリしていない人が一人います。
*才能だけで集められたバンドは、何年も続かない。
X JAPANのPATAさん(Gt.)ザ・ハイロウズのメンバーだったり、ゴールデンボンバーの樽美酒さん(Dr.)だったり、Mr.Childrenのジェンさん(Dr.)だったり。
バンド以外のビジネスでも、この法則が当てはまるんです。
どうでしょうか。こう考えると、人生のお休み期間も、挫折の期間も、何も無駄じゃないですよね。
今日の記事は、自分が何年もかかって、有名なアーティストさんや成功者のストーリーを調べまくって、気づいたことをまとめたものです。何か道に迷った時の参考になれば嬉しいです。