川がとても綺麗で、
昔のように魚がたくさん泳いでいた。
ある朝、目が覚めると
大好きだった人あの人がいて、昔のように笑って話をした。
ある朝、目が覚めると
けんかをしたあの人が、笑顔で手を振っていた。
ある朝、目が覚めると
空を自由に飛べるようになっていた。
ある朝、目が覚めると
不調がすっかり治っていた。
ある朝、目が覚めると
昔の自分に戻っていた。
ある朝、目が覚めると
幸せな気持ちでいっぱいで、涙が溢れてきた。
ある朝、目が覚めると
ビルが緑の木々に変わっていた。
ある朝、目が覚めると
いろんな言葉が話せるようになっていて、世界中に友達ができた。
ある朝、目が覚めると
汚れた海が、とてもキレイになっていた。
ある朝、目が覚めると
欲しかったピアノが家にあった。
想像するんだ。そんな朝を。
ある朝、目が覚めると
家族とあたたかいご飯が、そこにならんでいた。
ある朝、目が覚めると
大好きな人が隣にいた。
ある朝、目が覚めると
愛に包まれていた。なんだか分からないけど、とにかく幸せで
涙がとまらなくて、夢のような気持ち。
どうか消えないで。と祈る。大きな大きな愛が、全身に降り注がれていた。
ある朝、目が覚めると
仕事が休みだった。
ある朝、目が覚めると
素敵な家に住んでいた。
ある朝、目が覚めると
そんなに頑張らなくていいよ。
と心の声が聞こえた。
ある朝、目が覚めると
ポッカリあいた心の傷が、いつの間にか消えていた。
ある朝、目が覚めると
台風が過ぎ去り、眩しい太陽の下で、小鳥のさえずりが聞こえた。
ある朝、目が覚めると
諦めた昔の夢をふと思い出した。
ある朝、目が覚めると
自分の生きている世界が、とても美しく思えた。
ある朝、目が覚めると
木や海や川や太陽や、雲や動物や花や鳥や、街の人がみんな
幸せそうに笑っていた。
ある朝、目が覚めると
探し物が目の前にあった。
ある朝、目が覚めると
キンモクセイの香りがした。
ある朝、目が覚めると
なんだか早朝の自然の中で、ジョギングしたい気分だった。
ある朝、目が覚めると
見るもの全てが新鮮で、ワクワクしていた。
ある朝、目が覚めると
欲しかった洋服が、カバンの上に置いてあった。
ある朝、目が覚めると
空気や水がとてもおいしかった。
ある朝、目が覚めると
誕生日だった。
ある朝、目が覚めると
毎日毎日考えていた、生きる意味。
その答えにふと気づいてしまった。
ある朝、目が覚めると
懐かしい父母と弟と妹たちがいた。
ある朝、目が覚めると
とっても気持ちのいい風が、カーテンを揺らして入ってきた。
ある朝、目が覚めると
苦手な食べ物が大好きに変わっていた。
ある朝、目が覚めると
暗いニュースばかりのテレビが
幸せなニュースばかりを放送していた。
ある朝、目が覚めると
息をのむほど美しい、夜明け前の景色が目の前に広がっていた。
ある朝、目が覚めると
全てのものに感謝でいっぱいになった。
ある朝、目が覚めると
頑張れ。生きろ。と聞こえた気がした。
ある朝、目が覚めると
飛行機の中だった。
ある朝、目が覚めると
嫌な出来事が、全部夢だった。
ある朝、目が覚めると
ふと、自分の名前がとても素敵だと思った。
ある朝、目が覚めると
なんだか幸せな気分で、嬉しくて
声を出して笑ってしまった。
ある朝、目が覚めると
どうかこんな朝がずっと続いて欲しいと思った。
ある朝、目が覚めると
洗濯機の音と、子供たちが走り回る足音、可愛い笑い声がした。
ある朝、目が覚めると
稲刈りの後の田んぼのにおいがした。
ある朝、目が覚めると
部屋中、焼きたてのパンの香りがした。
ある朝、目が覚めると
大好きな人からメールがきていた。
ある朝、目が覚めると
この気持ちが遠くにいるあの人に届いた気がした。
ある朝、目が覚めると
誰かに優しくしてあげよう。誰かの力になりたい。と思った。
ある朝、目が覚めると
何のことで悩んでいたのか忘れてしまった。
ある朝、目が覚めると
美しい海に囲まれた島国に住んでいた。
ある朝、目が覚めると
桜のつぼみが花を咲かせていた。
ある朝、目が覚めると
あたたかい布団の中だった。